丸まるアルマジロの作り方

@丸まるアルマジロの作り方です。 

…がっ……ですね。

これまでは「誰でもすぐ出来る〜♪」をうたい文句にしてきた、
ちりがみ細工ですが、今回はさすがにちょっと難しいかもです。

ヘラクレスオオカブト見たいなのも、複雑かも知れませんが、
ありゃー単に部品が多いって事と、形の問題なんです。

対して、このアルマジロの場合は「丸まる」って言う、
仕掛け部分を作る、難しさなんですよねえ…。

これは火を噴くロケットなんかに比べたら、
二段階くらい、ややっこしくて、
たぶんこれまでで難易度はトップクラスってくらい、
異様に難しくなっちゃったんですが…。

まあ半分は、我ながら画像と文章では、
どう説明して良いのか、イマイチわからないところがアリ…(^-^;;
すいません、よくわからない箇所があったら、私の説明力不足です。
どうしてもわかりにくかったら…、そこは一発、

気合と雰囲気で!作ってみて下さい(……(^▽^A)


ま、普通のちり紙で作ってますから、色の方は真っ白ですけどね。
とりあえずは図鑑やインターネットで、アルマジロを見ますよ♪


Aアルマジロと言うと、まん丸に丸まるイメージあるかも知れませんが、
実際には完全な球になるわけでは、無いそうです。

何種類かある内の、ミツオビアルマジロと言うのが、
かなりまん丸に近くまで、丸まれるそうですが、
それでもこのくらいの感じらしいです。

むう…アルマジロ、かわいいな♪

B実は球の型押し中抜きをやるのには、ある程度大きさある場合は、
風船を使ってやるのが簡単なんです。
大きさも自由に調節出来ますし♪

が、ナゼ今回使わないかと言うと、
今、切らしとる…(^▽^;;)

100均屋さん行ったら、何か変形風船とか、妙に凝ったのはあるんだけど、
ふつーのが無いってさ!

で、野球のサインボールがあったので、今回はこれで作りますよー。

プロ野球とかスポーツ選手の方って、結構福祉施設とかには、
チャリティーみたいな形で、来てくださるんです♪
これは確か、そん時もらったものですね〜♪

Cちなみに私は申し訳ない事に、
プロ野球ってほとんど興味が無くて、わかんないんです。

だからもしかすると、すごく価値のあるサインボールかもですが…
うち、普通の野球ボールが無いんですよ。
まあ別にこれも、壊すわけじゃないですしね…d(^▽^;;

えー、ちょっと写真だとわかりづらいでしょうが、
ボール表面をセロテープで、逆向きにおおって行きます。
接着面が外側に来るように…ですね。

Dその上から、ちり紙で全体をおおって行って、
さらに外側から、今度は普通にセロテープで全体をとめますよ。

はいっ。こんな感じで、野球のボールを包んで、
セロテープでサンドイッチされた、ちり紙ボールが出来ました♪

Eちょっとずつ切って行って、真っ二つにします。

ぱかん、と中が割れると、桃から生まれた桃太郎見たく、
ボールが出てきて、から状のちり紙ボール外郭が出来ます。

Fこの辺からちょっとどう説明して良いのか、悩むんですが、
どうしてもわかりにくいような部分は、
雰囲気でわかって下さい。(うわぁ…^^;;)

半球をさらに割る形で切り、
それがスライドして重なるようにするために、
支点になる部分を糸で留めて行きます。

Gさらにスライド可動部分は、そのままだと開きすぎちゃうので、
ちょうど良い重なり具合まで広がったら、それ以上動かなくなるように、
二つの部品を、セロテープの板紐で止めておきます。

Hこれは首作ってるとこです。
さて、首は殻に向かって収納されるだけでなく、
下向きに曲がるようにもしたいんですよね。

で、これはちょっと小ネタで、比較的妥協案的なやり方なんですが、
簡単なちりがみ細工での、関節の作り方です。

普通に作った後、一度間接内側を切り取ります。

Iすると…よいせっと、こんな感じで曲がりますね。

これは曲げて合わせたところです。

Jこの後、切り取った間接内側を、
外の薄皮一枚分だけ戻して、再び貼り合わせます。

こんな感じになります。一見元通りです。

Kが、中身が抜けているので、そっちの方向には、
比較的簡単に曲がるようになります。

はい、くにゃっ、とな〜♪

Lはい。こっちはアルマジロの外郭です。
カラまでが出来た状態ですね。

多少なりとも参考になるでしょうか?

M同じ部品を内側から見ました。
まず両極部分を支点にするために、扇子みたいに糸で止めてあります。

それから開ききってバラバラになっちゃわないように、
ちり紙の外郭内側部分には、セロテープで貼り出しの板部分をつけ、
同じく、ちょうど球状に開いたら、それ以上に開かないように、
セロテープで板紐を作って、いっぱいの長さにあわせて止めてあります。

が…それらの部品をセロテープで作っているために、
写真見てもほとんどわかんない
ですねえ…

Nあとは手足と頭、尻尾を作って、組み合わせてつけると…
はいっ、こんな感じで、丸まるミツオビアルマジロくんの完成です♪

こーんな感じで丸まります♪ 
こそこそこそっ♪

丸まったのを正面から見たところです。

丸めた時に完全にきちんと止めて、安定させようと思ったら、
ヘラクレスオオカブトの前羽の時見たく、トゲか何かの、
止める小細工があった方が良いかもですが…。

まあ、ホンモノもそうそう、完全な球にはならないそうですから。
ちなみにこれは普通に閉じただけで、何もしてません。

これは後方です。
尻尾が見えてて、頭と手足がわかんないですけど、
角度的に見えないだけで、この状態で出してはいます。

球状化のサポートのため、完全じゃないですが、
頭と尻尾は胴体内に、ある程度引っ込みます。

球状になると、ころころころーっと、転がりますよ♪
なんですが……。全然わかんないですねえ。

デジカメで撮った時にも、わかんないかなあ…とは思ったんですが、
こうしてパソコン上でアップしてみると、
ホントにわかんないじゃん!

うーむ…一眼があったら、もうちょっと何とかなったと思うのですが…
すまんこってす…。

今度はお座りさせて見ました♪

なんせちり紙だし、空洞部分が多いので(笑)
強引に、よいせっと置いてしまえば、
へにゃっとへこんで意外と座りがいいですわ。

はい、こにゃにゃちはーっ♪って、
文鳥さんと向き合うと、こんな感じです。

今回首と尻尾は、胴体に直接くっついてはいないんです。

胴体内の円盤部分で引っかかって、外には出ないで、
中には収納出来るように、してあるだけなので、
くるっとひねって、横向けたり出来ますよ。

こんな感じで、首を完全にひっくり返しちゃう事も出来まーす。
もっとも薄気味悪いだけで、別に何もメリットは無いですけど(笑)

文鳥さん、ガーン…。(笑)

甲羅は硬いです!文鳥がかんでも大丈夫♪
なーんて、実際にはちり紙ですから、やわらかです。

特に今回は胴体部分空洞ですから、
やっぱり間違って踏んでも怪我しません。
おせんべのかけら踏む方が痛いです。

がじがじがじ…

ちょっと開けて、上半身だけ起こして様子を見ると…
なんか…… ダンゴムシ見たいだな。

辺りが静かになると、再びぴょこっと頭を出して
「まじろ〜まじろ〜」と鳴きながら、こそこそとお散歩です♪

何かこの子、構造上、水平な場所よりも上り坂とか、
デコボコしてる場所の方が、セッティングしやすいです(^▽^;;

下を向かせる分には出来るんですが、
エビと同じで、えびぞるのは苦手なので…(笑)
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