ヘラクレスオオカブトの作り方

「ばぎゃおーっ!」
ヘラクレスオオカブトの作り方です。

ぶっちゃけ、このくらい専門的?になってくると、
ちりがみ細工どうこう以上に、単に、

カブトムシに詳しい方のほーが、
らしく作れんじゃ、ねーんですかいっ!?
っちゅー気が、モーレツにするんですが(^▽^;;

私なりのヘラクレスって事で(笑)


@まずは現物を把握しなくては、作りようがありません(笑)
今回は「型押し」のお話しをしたかったので、その例になるもの…。
一応「カブトムシかクワガタムシ系統」と、目星は付けていましたが…。

個人的にはクワガタの方が好きなんですが、人気者と言えばカブトかなあ…
でもカブトムシのツノって、結構難しいぞ…などと思い、
もうちょっと簡単で、面白い種類無いかな〜と探しました。

虫好きな人なら、こう言う作業も楽しいですよね♪
お菓子作り好きな方が、何のお菓子つくろうかな〜と、
色々見ているような感じでしょう。

ヘラクレスオオカブトを見つけて「おしっ、これにしよう」と決めました♪
(何かこれだと、文鳥さんが作ってるみたいですが…)

Aこれ眼鏡ケースなんですよ。
まずはそれに、茶色のちり紙を巻いて行きます。

用語の分類上?で行くと、これでもう
「中抜き」「型押し」やってるようなもんなんですけどね。
あー、ちりがみ細工ってチープで簡単ですねえ(笑)

Bかたっぽを段々に折って、巻いて行きます。
カブトムシの背中のつもりですねーっ。

型に押し当てて、とめて作るので、
お尻の丸いとことかも、綺麗に簡単に作れますよ♪
きゃっほーう♪

C「さらにその上にもう一段、背中の硬い羽根(前ばね)を作るのに、
別のちり紙を押し当てながら、型を取るようにパーツを作ります。」


甲羅になってる背中側は、情け容赦なくセロテープ貼りまくります!
これで外した時でも、形を保って固定されています。

「目的の形を作るために、何かベースになる物に押し当てながら、
セロテープでとめて、作る事。」 
が、ちりがみ細工での型押しです。

Dはい。眼鏡ケースをしゅぽん、と抜くと、こんな感じですね。

空洞状の胴体と、それにピッタリあった硬い前ばねができました♪

Eさすがにこのままだと空洞過ぎます。
このカブトムシはタマゴを産ませるわけでは無いので、
軽く〜ちり紙をつめて行きます。

え?じゃあ、眼鏡ケース使わなくとも、胴体だけちり紙でガッチリ作って、
それに直接、型押しで作っても、出来るんじゃ無いかって?

うん。確かに、それでも出来る事は出来ます。
ただ今回胴体を中抜き型押しで作ったのは、
その方がはっきりした形に作れる他に、実はもう一つ理由があるんです。

それは何か?ふっふっふ、
これには色々と、しさいあってのこと
そう、やつぎばやに聞くでない

Fさて、次はツノを作ろうと思いましたが、
さっきの全体画像だと、上からしかわからなかったので、
もう一度検索してみました…ら、

横やアップで見たら、
なんか結構、複雑な形である事がわかりました!

しかし、そんなのは後の祭でございます。

もちろん、綺麗サッパリぴょこり〜ん♪と略しちゃったって良いのですが、
こう言う物を略すと目ざといクソガキお子様は、
たちまち、鬼の首を取ったように、
「あー!違うー!!」とか、言い出すに違いありません。

いえ、断じて言うでしょう!間違いありません!
しかしそんな事は、米粒より小さいが天より高い、
この私のプライドが、許そうはずも無いのです!
ちゃぶ台を1ダースひっくり返しても、心が晴れる事は無いでしょう。

結局踊りを踊りながら、作るっきゃありません。
えらいやっちゃ、えらいやっちゃでございますわ。

Gとりあえず大雑把なとこから行きましょう。
こう言う物は、やり始めれば、
やってるうちに楽しくなるものですよ♪

つのつのつのっ♪と呟きながら、黒いちり紙をよじって、
何かそれらしい形にして行きます。

H今回は甲虫と言う事で、外壁はあまり、
ちり紙を露出させて、ふかふかにはしません。

ふかふかだと、要所をピンポイントで止めるのに少し考えちゃいますが、
今回はその気遣いはいらず、その点は楽ちんです。

遠慮無く、べったべたにとめちゃうよーん♪

I胸とお腹の接合の仕方ですが…
背中はちり紙を出して柔らかい感じにしたいのですが、
普通に上からベタベタセロテープだと、背中も同じになってしまいます。

で、そーゆー時は、まず背中の内側にセロテープを貼りますよ。
(セロテープの接着面は外側を向いています。)

Jはいっ。
ぱたっと閉まって、今接着面を上に向けたセロテープが出ています。

この後上からセロテープで、黒い胸の上側を留めれば、
お腹の上側にはセロテープを貼らずに、
柔らかい感じを残したままでとめられます。

Kあとは細かい部品を作って行きます。
目玉は多少デフォルメしました。

また、私はここまでちり紙で作ったし、
色付きちり紙がすでにあるので、オールちり紙でやっていますが、
普通は色紙か、マジックで書いた方が簡単です。

Lこれは羽根です。トンボの時みたいに、セロテープで形を作り、
茶色いちり紙を細く切って間に入れて止め、羽根の線にします。

ちょっと見難いんですが、一枚出来たらそれを下に引いて、
上からもう一度同じパターンで作ると、茶色い線ピッタリあわせられます。

もちろん切る時もあわせて切れば、左右対称の羽根が作れます♪
Mこれは足の先ですね。セロテープだけで作っています。

接着面じゃない方をマジックで黒く塗って、黒いセロテープを作り、
あとはそれをよじよじとよじって、作って行きます。

摘んで細くトゲ状にしたり、段差を付けて巻いて関節見たくしたり、
色々出来ます♪

あ、ちょっと作っては、次のセロテープを黒塗りして作っておくと、
順番に乾いて使えて、いいっすよ♪(でも指は黒くなるさ…)

Nはいっ、あとは各部品を合体させると、
ヘラクレスオオカブトの、ちりがみ細工の完成です♪

がおーっ!(って、カブトムシ鳴かないケド…)
後方です。ちょっと足細いかなあ…。

太くする分には、上から黒いちり紙か、
セロテープを巻けば良いので、簡単ですけどね♪

あ、前羽の先にはトゲがついているんですけど、
これは前羽を「ぱちん」と、胴体に止めておくために付けたものなので、
実際のヘラクレスには無いです。
この写真では見えて無いですけど。
羽根を広げてみました。

さて、先にお話しした、胴体を中抜きで作った理由なんですが、
このくらいの羽根だと、たたんだ時でも、それなりにかさばります。
胴体と前羽を、完全にピッタリサイズで作っちゃうと、
後ろ羽根たたんでも入りきれずに、はみ出たり前羽根開いちゃうんです。

そう言う時には中抜きで胴体を作ると、胴体自体が軽くへっこむので、
後ろ羽根たたんで、前羽閉じても、ピッタリしまえます♪

つまり容積を確かめながら作るのなら、
後ろ羽根たたんで、胴体の中に入れて、さらにちり紙をつめて、
両方でピッタリくらいの状態にしておけば、
後ろ羽根が胴体と前羽根の間に来ても、
後ろ羽根+胴体で、本来の胴体分の容積になってる事になりますから、
前羽根閉めても、後ろ羽根の容積分、
胴体がへこんでぴったりする事になります♪
上から見るとこんな感じです。
カブトムシっぽく見えるでしょうか?
セロテープのトゲトゲは見栄え的には痛そうですが、
刺さるようなシロモノではありません。

形を固定するのに、ずいぶんセロテープを使いましたが、
それでも、知らないで踏んだら、
カブトの方がペッチャンコになってご臨終です。

さすがに時間は一番かかりましたが、予算は相変わらず、
ホントに0円です。
(笑…セロテープ代、絵の具代を含めても30円とか50円位と思います。)

予算のかけようはありませんが、工夫や知育はいくらでも♪
で、楽しく作って、出来たら遊べますよ〜♪
どうぞお試しあれ ♪〜\(^▽^)
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