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●ちりがみ細工とは
ちりがみを使った工作、細工物、ハンドクラフトです。(そのまんまですね…(^-^;;) ちり紙をくしゃくしゃっと丸めて、適当に形を整えたら、 セロテープで周りをはって、固定して行きます。
ただこれだけです。いや、ホントに!(笑)
ちり紙で作りにくい部分は、紙で作ったり、色をつけたりして、 凝ろうと思えば、いくらでも凝れますが、
作るだけならとっても簡単♪
最低限、ちり紙とセロテープだけで出来ます。 もうちょっと手を加えたければ、 画用紙や色紙、それを切るためのハサミやカッター、 あと色をつけても楽しいいですね。
必ずしも上手に作る必要はありません。
単なる趣味ですから、好きに作ればOK♪
小さいお子さんがいるお母様・お父様は、
ぜひ想像力をたくましくされながら、 ひとつふたつ作るか、ヒントを与えてあげて下さい。
興味を示せばしめたもの♪
黙々と遊びだしてくれれば、子供さんは知育&情操豊かに♪
お母さんは手がかからないと、良い事尽くめです(笑) |
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●ちりがみ細工はどうして出来たの?
私は小さい頃、怪獣の人形が好きでした♪
が、当時は怪獣の人形って、割りと高価な物で、
あまり買って、もらえなかったんですよね。
やっとおねだりして、買ってもらえても、
やっぱり、一匹とか二匹で、
「これじゃあ戦えないよ〜。」「もっとこう言う怪獣も欲しいよ〜。」
と言っても、
「何言ってんの!一個買ってあげたのに、
それを大事にしないで、もっともっとだなんて…。
そんな我侭や、贅沢はいけません。それで遊びなさい!」
と怒られました。
大人の理屈では、そうなってしまうのかも知れませんが、
子供的にはこれは、明かに間違っていると思います。
大変理不尽なお話しで、全然納得出来ません。
机の上や野っ原に、怪獣が一匹だけ鎮座ましましても、
あまり嬉しいものでは、無いんです。
二匹だって、毎日毎日、
同じ怪獣でばかり戦う事になれば、飽きても来ますし、
例えば場所を変えても、持っている怪獣は同じです。
砂場や池で戦うのに、バルタン星人とか、
誰が考えても、明らかに不自然です。
こう言うのは女の子だって、同じだと思うんです。
リカちゃん買って、もらったからって、
「リカちゃんが一人いるんだから、それで良いの!
家族や、お友達も欲しいだなんて、何て贅沢な!」
とか、普通思いませんよね!?
赤ちゃんが増える分には、まだわかりますが、
最初がリカちゃん一人で、次に母子家庭になり、
さらに両親そろい、ついでおじいさん、おばあさんって、
こんな、レベルアップの仕方は、普通しません。
別にバルタン星人を1ダース買ってくれとか、
お父さんが1ダース欲しいとか、
そう言う我侭を、言っていたわけじゃないんです。
物事には、代わりの効くものと効かないものがあります。
こう言うのは贅沢とは、意味が違うと思います。
「野球がしたいから、ボールとバットがほしいよ。」
と言って、
「一度に両方なんて贅沢だ!ボールだけでやれ!」
と言われても、それは無理なお話です。
ボールだけで出来るのは、野球ではなく、
キャッチボールと言う行為です。
でも、どーしてもどーしても、中々買ってもらえず、
私は幼心にも、憤懣やるかたなき激怒巨烈です。
一方で、買ってもらえたら、買ってもらえたで、
使っているうちに、不満は出てきます。
昔の怪獣人形って、当時としては高価な割りには、
正直、それほど出来が良いわけでは、ありませんでした。
私としては、もっと…
バルタン星人なら、ハサミが開いたり閉じたり、
エレキングならツノが回ったり、尻尾をまきつけられたり、
ネロンガならツノが動いたり、スフランなら巻きついたり、
アボラスなら泡を吹いたり、ケムラーならガスを吹いたり、
ドラコなら羽を広げたり閉じたり、グビラならドリルが回ったり、
ザラガスなら甲羅が外れたり、キングジョーなら、分離・合体したり、
ギラドラスなら首が切れたら、ウルトニウムが出たり、
イカゲラスなら溶解液を出したり、グローバーなら突起を出したり引っ込めたり、
ガバリなら蟻酸を出したり、ガメラなら手足を引っ込めて回転ジェットをしたり、
ジャイアントロボならロケット弾を出したり、V字ミサイルを出したり、
弾光幕を打ったりとか、して欲しかったわけです。
これはお子様なら当然の願いだと思います。
見掛けは似せて、作ってくれていても、
明らかにTVの本物とは、効能が違うんですよね。
(もちろん、見かけも今ほどは、再現度は高くなかったです。
「こんなプロポーションじゃねーだろ!」
みたいなのは、いくらもありました。
でも、買ってくれた親は、それで恩に着せるんです。
馬の耳に小判どころか、馬の耳に偽金です。)
当時はまだまだ、売り手市場(?)で、
「怪獣の人形ってだけで、子供なら喜んで買って行くだろう。」
みたいな、子供の足元をみた大人のいやらしさと、
やっつけ仕事を、少し感じていました。
結局
「おねだりしても、買ってもらえない」「自分では買えない」
「そこまでして買ってもらえた物でも、不満は残る」と言う事で、
「ならもう、自分で作るしかない」
と言う結論に落ち着きました。
当時私は粘土(油粘土)が、割りと好きだったのですが、
粘土は汚れちゃうので、粘土単体でしか遊びにくいです。
糊はベタベタしてあまり好きではなく、セロテープ派(?)だった事と、
紙を使うよりはちり紙丸めて、周りをセロテープで巻いて止める方が、
簡単で“らしく出来る”と言う事に、気が付きました。
幸い、ちり紙とセロテープに関しては、相当消費しても、
これは母も、うるさく言いませんでした。
自分で工夫して、アレコレ工作しているらしいので、
そう言う創作欲は、認めてあげようと言う事みたいでしたが、
実際には単純に、人形買わされるよりはまだ安上がりと言う、
現実的な理由が、巨大だったように思います。
こんな風に自分で、ちりがみとセロテープ、紙などで、
怪獣を作り出したのが、ちりがみ細工始めたきっかけです。
ですから誰にでも出来る、子供でも出来るって言うのは、
決して嘘じゃないんです。
実際に私が子供の頃、作っていたわけですから♪ |
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●ペーパークラフト・ティッシュクラフトとは違うの?
ちりがみ細工も、紙には違いないですから、
分類上はペーパークラフトになると思います。
ただ、ちりがみ細工がペーパークラフトと言うのは、
どちらかと言うと、消去法的に、
「他にピッタリのジャンルがない」と言う、事情が大きいです。
普通は「ペーパークラフト・ペパクラ」とだけ言ったら、
ちり紙ではなくて、普通の紙を使う場合がほとんどです。
(たぶん)こんな感じです。 |
主な材料 |
主に接着に使う物 |
※ペーパークラフト |
紙 |
のり |
※ちりがみ細工 |
ちり紙、ティッシュ |
セロテープ |
他に誰もやっていないジャンルらしいので、これは仕方が無いでしょう。
「ティッシュクラフト(Google)」「ティッシュクラフト(Yahoo!)」は自分でも聞いた時には、
理屈の上では、ちりがみ細工と同じかな…と思ったんですが、
どうも調べてみると、方向性のような物がだいぶ違います。
ティッシュクラフトの方は、大人の趣味として充分いけるような、
ちょっとオシャレで、芸術的な感じです。
たぶん大人対象で、成人女性辺りが中心じゃないかと思います。
ビーズや編み物、シュガークラフト、ワイヤークラフトなどの類に近い感じで、
ティッシュ以外の材料も、自由に使って製作中に知的に楽しんで、
完成後も観賞用として、お部屋に飾って充分映えそうです♪
これはこれで素晴らしいのですが、幸か不幸か、
こちらのちりがみ細工とは全然方向性が違います。
ちりがみ細工は、安く楽しむ子供のおもちゃなんです。
対象は主に子供さんで、あとはむしろ高齢の方や、障害のある方など、
「高度で精妙なクラフトは、どっちかって言うと自信がない。」
「工作は好きだけれど、説明通りに物を作るのは苦手」
「出来よりは、むしろリハビリや、リラクゼーション目的だ。」
なんて方向きで、出来た後も観賞用に飾るんじゃなくて、
壊れるまで、ガンガンに使って遊ぶ♪
が、私流のちりがみ細工です(^-^;;
結局、内容や方向性的には、だーいぶ違うと思います。
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●ちりがみ細工の、良いところはなーに?
実はちりがみ細工には、良いところがたくさんあります!
『とっても簡単・とにかく簡単♪』
まずはこれに尽きます!
ビーズやレザークラフト、シュガークラフト、トールペイント、編み物、
ドライフラワー、ワイヤークラフト、パッチワーク…。
折り紙やペーパークラフトも、達人の域になると、神業的に凄いものです。
ハンドメイド・ハンドクラフトの世界は、ヤリガイもある分、
技術が必要だったり、腕に比例するジャンルもたくさんあります。
一方のちりがみ細工と言えば、多少はワザみたいなのもあるんですが、
これらに比べると、とんでもなく簡単です。
なぜなら、そもそも、ほとんどの方が、
ちりがみを丸めて、セロテープで止めると形になる=物が作れる。
と言う事自体を、知らないんですね。
これに気がつくだけで、始める事は出来ちゃうんです。
始めてすぐに出来る♪これがちりがみ細工です。
スタートの難易度はとても低くて、
単にジャンル=やり方が、知られていないだけなんです。
『すぐに出来ちゃう・始められる♪』
金属加工やガラス工芸、ビーズ、造花などを始めようと思ったら、
材料も道具も、専門の物を買って、揃えなくてはなりません。
高度で大人向けのクラフトほど、始めるのに決心がいったりします。
ただこれは、粘土やブロックでさえ同じで、
「作るための物・遊ぶための道具、材料」は、
まず一度、専用の物を買い揃えないと、始められません。
この点「ちりがみ、セロテープ、紙…」で創作するちりがみ細工は、
主な材料が、改まって買ってきて揃えなくても、
もうすでに「たいてい、どこのお家にもある」んですね。
もちろん、粘土やブロックのように、その用途以外には使えないので、
「使わない時は閉まっておく」必要もありません。
元々がお家に、今すである日用品・文房具だったわけですから♪
そして材料があれば、ちり紙を丸めて止めるのは、
習わなくても、誰でも出来ます。
凝ろうと思えば、それなりに凝れますが、
やるだけだったら、本当に誰でも出来るんです。
『お金がほとんどいらない・かからない♪』
これは個人的には、巨大な利点と思っています(笑)
当然ですが、ちり紙なんですから、とにかくお金がかかりません。
その気ならポケットティッシュでも出来ますから、せいぜいセロテープ代くらいです。
(学童で、ちりがみ細工のお話しした時には、
「これトイレットペーパーで、やれますよね?」
と、言って下さった方までいました。)
少し本格的に、ペーパークラフトとして始める場合でも、紙やマジック、
絵の具やサインペンと、普通の文房具の範囲で間に合います。
ちりがみ細工のポリシーとしても「材料費にはお金はかけない」が王道です。
また、ハンドクラフトの中には
「材料費は安価でも、道具代とか習いに行くお教室代に、結構なお金が…」
なーんて場合もあるでしょうが、ちりがみ細工はこれも限りなくゼロです。
道具は全部、普段使ってる通常の文房具です。
ちりがみ細工専用の道具なんて、全宇宙探しても売ってません。
お教室代・講習料なんて、かけたくても教室の方がありません(笑)
このサイトを無料で見ていただくだけで、ほぼ全てわかりますが、
NHK文化センターでも、生涯学習のユーキャンでも、
読売・日本文化センターでも、朝日カルチャーセンターでも、
ちりがみ細工は習えません!
結局、材料と言い、道具と言い、習うのと言い、
お金の方が、かけようが無いんです(笑)
『作った後で遊べる♪』
ちりがみ細工は作った後で、怪獣ごっこをするための物でした。
ハンドメイドの中には、折り紙や造花、プラモデルのように、
作る過程を楽しんで、完成品は観賞用になる物もありますが、
ちりがみ細工は、実は半分以上は、出来た後遊ぶための物だと思っています。
ちりがみなのですから、普通に作っても、
例えば、ぞうさんのお鼻なんかは曲げられます。
手をかけて工夫すれば、色んな仕掛けで、
部品が出たり引っ込んだり、動いたり、外れたり、
変形・分離・合体したりなんて事も、自由に出来ます。
泡を吹くカニも、ガスを吹くケムラーも夢では無いんですね♪
『たぶんふかふかで、なんか色々良い♪』
すいません個人的な好みもあって、いーかげんで(^▽^;;
でもペーパークラフトも、確かに楽しいんですが、
感触が特別、気持ち良いってわけでは無いですよね。
ちりがみ細工はいじってる間、作ってる間が、
ずっとふかふかで、気持ちが良いんです♪
作り方によっては、出来た後もふかふかで、
安価で自由に作れる、ぬいぐるみみたいです。
たぶんなんか、感触だけでも、きっとセラピーやリラクゼーションに
たぶんなってるような気がします。
たぶんなんか、やってるだけでも、きっと脳とかα波とか、脳内物質とかに、
たぶん良いような気がします。
ちょっとこれはいーかげんですが、
たぶんそんな気がします…(笑)
『割りかし安全・清潔♪』
ペーパークラフトなら、ハサミやカッターがつき物ですが、
ちりがみを手で、千切ったり丸めたりして、
セロテープで止めていく、ちりがみ細工は、その気になれば、
刃物をまったく使わずに工作出来ます。
紙パーツを使う場合でも、子供用のハサミがあれば十分で、
それ以上の切断道具のような物は、まず使いません。
また日本のちりがみは、結構な技術で作られていて、
基本的には一回ごとに、箱やビニールから一枚出して、
新鮮な物を使うちりがみ細工は、意外と清潔です♪
完成品もちりがみ製ですから、例えば間違って踏んだりしても、
人間が怪我をする事は、まずありません。
ちりがみ細工の方がぐっしゃり潰れて、クッションになります。
お煎餅のかけらを素足で踏んじゃう方が、ずっと痛いです。
『工夫して、色々遊べる♪』
ちりがみ細工は元々、作った後で怪獣ごっこをするための物でした。
作る事以上に、作った後で遊ぶ方が目的だったんです。
ハンドメイドの中には、シュガークラフトや造花、プラモデルのように、
作る過程を楽しんで、完成品は観賞用になる物もありますが、
ちりがみ細工は鑑賞物と言うよりも、おもちゃであって消耗品です。
自分が遊びたいおもちゃを、作るための方法なのですから、
出来たら遠慮無く、ガンガンに遊んでくださいv(^-^
ぞうさんのお鼻も、タコの足も自由に曲がります。
ちりがみですから、モグラで土に埋めても水につけても、
汚れたり、使えなくなったら、
また、気軽に作れば良いんです。
ちょっと残酷なようですが、普通の人形じゃまず出来ない、
「アイスラッガーで真っ二つ!」なんてシーンも簡単に出来るし、
さらにやった後で、セロテープで簡単に、元にも戻せます。
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※アボラスの口から泡が出せて、
水に溶ける紙で作った、町を溶かしたり、
ギラドラスの首をアイスラッガーで落として、
シリカゲルがザラザラ、こぼれるシーンをやれた時には、
「ついに市販の、怪獣人形を超えたぜっ!」と、
天下取ったような、気になったものです。 |
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『簡単だけど、頭も使う♪』
どんな工夫をして、どう作ったら良いかな?
作っている時は、頭や指先をとっても使います。
普通にしてても、指先は使いますし、
工夫しようと思えば、いくらでも出来ますから
脳の活性化や知育とかにも、たぶんなってるような気がします。
そして実際、ちりがみ細工は、
他のペーパークラフトジャンルに比べて、
色々仕掛けるのが一番得意です。
決まりやセオリーが無く、自由に工夫できるちりがみ細工なら、
思いつく限りの色んな仕掛けで、部品が出たり引っ込んだり、
動いたり、変形したりなんて事も出来ます。
泡を吹くカニも、火を噴くロケットも、
丸まるアルマジロも、夢では無いんですね♪
世界で一つだけのおもちゃになって、出来た後もその、
自分で考えて、工夫した機能を使って、自由に遊べます♪
『上手に出来なくても良い♪』
そんな風に、しようと思えば工夫したり、
色々仕掛けて、手の込んだ物も出来ますが、
それは、しようと思えばそうも出来ると言うだけです。
別にちりがみ細工は、完成度の高い芸術品を作るための、
ペーパークラフト・クラフトジャンルではありません。
もしかしたら私のずっと後に、
ペーパークラフトで再現する、世界遺産みたいな感じの、
すごい完成度の作品を、ちりがみ細工のジャンルで、
やってくれる方が現れるかも、知れませんが…
入り口としては、子供さんや高齢の方、
多少障害を持たれた方など、ハンドメイドは好きだけれども、
細かい職人芸的な作業は自信が無い…と言うような方が、
楽しむためや、リパビリ気分でされるのに向いていると思います。
クラフト慣れされた、腕に自信のある方にとっては、
むしろ子供だましで、物足りないジャンルでしょう。
だからこそ…と言ったら変ですが、出来を気にしないで楽しめます♪
作っている過程や、出来た後が楽しければそれで充分だし、
上手に出来なくても、怒る人もいません。
材料はたかがちり紙で、たかがちり紙の造形物は、
どう立派に出来たところで、しょせんはちり紙です(笑)
でもそのたかがちり紙で、頭を使えて、
(お子さんと)楽しい一時を、過ごせるのなら、
充分幸せで安上がりで、良いと思いませんか?(^-^
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●たくさん遊んだ、その後は?
ちりがみ細工は別に、腐ったりはしません。
細かく作った物ほど、時間がたつと、くたびれて来てしまいますが、
バラして、また次のちりがみ細工の材料になったり、
リフォームしたり、改造したりも出来ますから、
その気で遊べば、相当長く遊べます。
が、そうなると作品が増えて、場所を取り出したりといった、
別の欠点も出てきますよね。
ほおって置く限り、減る事は無い。壊すのもちょっと忍びない。
でもこのままだと増える一方で、段々場所が…。
そんな時にオススメなのが「本来のちり紙として、使って捨てる♪」です。
実はこれもちりがみ細工、独特の特徴だと思うんですが、
ちりがみ細工は、「最初ティッシュ」から、「加工して作品」にした後、
「壊して本来のティッシュとして、使用して捨てる」事が出来ます。
他の工作やお人形作りもそうですが、
ちりがみ細工も、ちょっとした事ですけれども、
最初ティッシュ=ちり紙だった材料を加工して、作品にすると、
生き物でも物でも、何となく命を吹き込まれたような気になります。
でもいつかは捨てる、お別れの時がくると言う時には、
そのまま捨てるのも良いですが、
使えそうな部分をちり紙として、役目をまっとうさせて、
「さようなら♪」と言うのを、見せて伝えて上げる事も出来ます。
セロテープが付いた部分などは、ちり紙にはならないですし、
元々の材料費がたかが知れていますから、「節約」みたいな意味では、
それほど大きな意味があるわけでは、無いと思いますが…。
本来、取り出して数秒、数十秒で、お鼻をかんだり、こぼしたジュースを拭いて、
1分もしない寿命で、捨てられてしまっていたはずの、ティッシュですから。
その間たくさん楽しめて、場合によっては最後にもう一度、
本来の用途として、使って見せて上げられ、
さようならって捨てられるのは、私なら意味があると思います。
だから節約と言うよりは、お母さんが手をかけて作った、
動物や顔のデザインの創作料理を、見た後食べる感覚に近いと思います。
(もちろん、記念にするようなものは、ずっと取って置いても良いでしょうが♪)
オススメはフライパンで油物をやった時に、ふき取って捨てるなどに使ったりです。
セロテープのついた側を持って、ちり紙部分でふき取ってゴミ箱!
そのまま洗うより、多少なりとも環境にも優しいです♪
霧吹きで湿らせて、お台所や板の間を拭いたりも出来ます♪
お花などは、ふき取りやすいです。
この写真のお花も、一月飾ったらフライパン拭きになりました(笑)
こう言う事が出来るハンドクラフトと言うのも、中々ありません。
ペーパークラフトは紙には戻りませんし、ガラスや陶芸も原材料には戻りません。
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さて、最後に欠点はと言えば…、だからまず、
どうがんばっても、芸術品にはならない(笑)
これはまあ、その分気軽に作れる物と考えましょう♪
また、意外と(いや、想像通り…?)もろいです。
踏んだりすればペッチャンコ(笑) 水がかかればぐしゃぐしゃで、
大事にしていても、段々痛んできたりして、
ある程度寿命があるもの、と思っていた方が良いです。
最後になんと言っても、誰も知りません(笑)
「ちりがみ細工…」と言っても、ほぼ100%の人に
「何それ…?」と、言われてしまう事と思います(^-^;;
でもこれは、もったいないと思うんですよね。
ちりがみとセロテープで、物が作れる♪
これを知ってるだけで、ずいぶん楽しみを広げられると思います。
知ってる分には、別に何も損はありません。
せっかく、こんなに簡単に安価に、楽しめる事が出来るのだから、
一人でも多くの方に、気がついてもらえたら…と思い、
先にブログを始めて、このサイトも始めました(^-^
「ちりがみ細工と言う物があるんだ?」
と言う事に気がついて
楽しんでもらえたら、うれしいです♪\(^▽^)/♪
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